音読とシャドーイング2012/11/27 23:05

 ちょうど昨年の夏頃からだっただろうか。自分の音読の能力が自分のイメージよりも遙かに低いことに気がついた。自分のイメージ・・・と言うのは現役時代、つまり高校生の頃までの自分の事である。
 そこで、NHKラジオ講座「実践ビジネス英語」の教材を使って音読をすることにした。まあ時間にして20分から30分くらい、回数にして10回から多くて20回くらいの音読である。

 同時に、夜我が家の犬たちを散歩させながらディジタルオーディオプレーヤーに録音した講座を聴きながら、ビニエット(スキットのようなもの)が流れるときはそれをディクテーションするようにしていた。

 最初はかなりぎこちなかったが、そのうち結構すらすらと音読することが出来るようになってきた。同時にシャドーイングの方もかなり上達してきた。

 シャドーイングをするようになってしばらく経った頃、あることに気がついた。単語は聞き取れてそれを陰のように続けて言うことは出来るのだが、意味が頭に入ってこない。音読の方はそんなことはなく、突っかかりながら読んでいるときも文意は頭に入ってくる。ひょっとして、シャドーイングのやり方を間違ってるのだろうかと思い、調べてみたりもしたがどうもよく分からない。それでもやらないよりは・・・と思い、音読とシャドーイングをつっづけてきた。

 そのうち初見の文章でも結構すらすらと音読できるようになってきた。それをいいことにここ2ヶ月ほど、音読とシャドーイングをおろそかにするようになってしまった。まあきっかけというか、イタリアに行く前に色々と準備があったり、イタリアではそんなことやってる場合ではなく、いわゆる「英語の勉強」を中断してしまったという事もあったのだが、まあそれはいいわけである。

 それはそうと、ふと気がつくと、音読の能力、と言うか流ちょうさがかなり落ちていることに気がついた。昨年音読を始めた頃よりはいいが、半年前に比べると差は歴然である。

 これはいかんと思い、また今週から音読とシャドーイングを始めているのだが、不思議なことに、シャドーイング能力はほとんど落ちていない。聞いた音を発音で再現することは出来るが、文字としてみたものを発音する能力は落ちている。

 不思議なものである。興味ある現象ではあるが、そんなことより音読を再開しなければ。 step by step, one goes far である。

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