ボローニャ-マッジョーレ広場とネプチューンの噴水2012/11/20 12:51

ネプチューンの噴水
                  ネプチューンの噴水


 ボローニャは、リッチョーネから特急で約1時間半ほどのところにある町である。運賃は1等が20ユーロ、2等が16ユーロであった。1等も2等も対面式のコンパートメントだったが、1等は4人がけで中央にテーブルがあるのに対し、2等は6人がけでテーブルなしであった。

 ボローニャは街全体がレンガで作られている感じで、何しろオレンジが印象的な町であった。道路は基本的に石畳で、でこぼこしていて歩きにくかった。

 駅から歩いて15分くらいでマッジョーレ広場についた。広場は工事中で、ちょっとがっかりであった。ネプチューンの噴水は、まあ可もなく不可もなくというか、ちょうど渋谷の忠犬ハチ公と同じように待ち合わせの目印になっているようで、多くの人が周りにたむろしていた。

                   待ち合わせの定番


 サン・ペトロニオ聖堂は、改修工事中で、下半分はハリボテの絵になっていた。まあいかにも工事中という姿を晒すよりはよっぽど親切かもしれない。街の雰囲気は壊れていないし。それでもちょっとがっかりした。まあメンテナンスは絶対に必要なのだから、運が悪かったと諦めるしかない。


            サン・ペトロニオ聖堂から見たマッジョーレ広場


 サン・ペトロニオ聖堂の基壇上から見たポデスタ宮殿は見事であった。日光の当たり方も申し分なかった。


                      ポデスタ宮殿


ポデスタ宮殿の左側にネプチューンの噴水が小さく写っているが、更にその左側に市庁舎がある。下の写真の左側に少しだけ写っている壁が工事中のサン・ペトロニオ聖堂である。

                       市庁舎


 市庁舎は見るからに古い建物であるが、実際に今でも現役なのだから恐れ入る。中で働いている人たちが感じている、自分と歴史との関わりは、我々には到底感じ得ないものだという気がする。
 この市庁舎で働くことが正式に決まり、勤務第一日目に出勤した時、どんな気持ちになったのだろうか?聞いてみたいと思った。


 
                    市庁舎中心の銅像


 市庁舎の中心にはこのように銅像が鎮座している。グレゴリウス13世とのことである。グレゴリウスというと、暦(グレゴリオ暦)を連想するが、まさにその暦を採用した人らしい。

 ここにかぎらずヨーロッパの市庁舎にはこの様に銅像が置かれているケースが多い様に思う。テラスから手を振る英国ロイヤルファミリーを彷彿とさせる構図である。何となくヨーロッパ人のメンタリティというか、歴史観を表しているような気がする。

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