強気のギリシャ2015/07/01 08:45

 ギリシャは昨日が返済期限だった債務を期限内に返済しなかった。

 http://www.yomiuri.co.jp/world/20150701-OYT1T50038.html?from=ytop_ylist

笑い事ではないし、大変なことなんだとも思うが、経済に関しては全く疎く、何がどう大変で、この先どうなるのか、日本への影響はあるのか無いのか、私にはわからない。

 それにしても今回ギリシャが返済しなかった・・・というか、返済できなかった金額は日本円で約2,000億円とのこと。すったもんだしている新国立競技場の見積額が約2,500億円ということを考えると、「これっぽっちで?」と驚いてしまう。

 まあギリシャの借金はこれだけでなく、この後も続々と借金の返済期限がやって来て、9月までに返済しなければならない額は1兆円を超えるようだから、たった2,000億円で?という指摘はちょっと的外れという気もする。

 それはそうと、今回の騒動で特に感じることは2つある。ひとつは「強気のギリシャ」。あれが借金が払えない側の態度だろうか?払う気もなければ払おうと努力する気もない。踏み倒す気満々という態度としか思えない。

 これが個人だったり小さな企業だったりすると、あんな態度ではそれこそフルボッコにされて社会的に抹殺されると思うが、これが国家レベルになるとまかり通ってしまう。法律とか倫理とかモラルとか、何だか不条理を感じずにはいられない。

 もう一つ不思議というか納得出来ないのは、事の影響である。ギリシャが破綻するとなると、大ニュースになることはよく分かるが、経済規模で言うと、日本の東北地方くらいのものである。その規模で破綻があったからといって、全世界に同時株安が起こってしまうというのは、どうにも合点がいかない。

 現在のグローバル経済は、色々なところで色々なことがリンクしており、それらが巡り巡ってそういうことになってしまうのだろう。そのことを知っているからギリシャは借金をした身でありながらアレだけ強気でいられるのだと思うが、それにしても経済素人の感覚で言うと、これ又不条理だと言わざるをえない。

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