ハリケーン カトリーナ の3Dモデル2016/09/11 16:58


ハリケーン カトリーナの3Dモデル
                ハリケーン カトリーナの3Dモデル

 2005年にアメリカ南部に甚大な被害をもたらしたハリケーン カトリーナ(Katrina)の3Dモデルである。NASAのサイトから拾ってきて我が家の3Dプリンタ「idbox!」で出力したものである。高さ方向は10倍に強調されている。

 ただ3Dデータ(stlファイル)を公開しているだけではなく、どうやって高さ方向のデータを得たか(複数の人工衛星写真の情報から雲の高さを算出した)とか、クモの最高到達点の高度とか、いろいろな情報をpdfファイルで一緒に公開していくれていて、その辺はさすがNASAといった感じである。とはいえ、長さの単位がマイルなのはいただけない。まぁアメリカ人にはそれが一番分かり易いのだろうが・・・。

 NASAのサイトにはたくさんの3Dデータが公開されていて、その中には火星探査機バイキングやアポロ宇宙船、スペースシャトルなど「いかにも」というデータが惜しげも無く並んでいる。どうせ印刷するならそっちでしょ?・・・と誰もがそう思うと思うが、それらの難易度の高さもまた半端無く、今の私の技量及び我が家の3Dプリンタのチューニング度合いではまともな出力はちょっと無理といった感じである。

 それにしてもこういったところにNASAというか、アメリカの懐の深さが感じられる。JAXAや気象庁もこういったデータを公開してくれるといいのだが・・・。