北海道も梅雨入り?2014/06/18 22:39

 「北海道には梅雨がない」・・・そう学校で習ったのはもう30年以上も前の話である。今でもそうだが昔から雨に濡れるのが嫌いだった私は羨ましい思ったものである。

 しかし、ニュースによると、今年の北海道は雨が多く、旭川などはこれまで12日間連続で雨が降っているらしい。先週まで関東地方も雨の日が続いていたが、それでも連続9日間だったとのこと。それよりも長いのだからただごとではない。

 今の学生も、私と同じように習っていると思うが、この分だと近い将来「日本には全国に梅雨がある」と教科書が書き換えられるかもしれない。

 北海道と本州には「ブラキストン線」という生物分布の境界線があるはずである。ツキノワグマ、ヒグマ、ニホンザルなどがその例だったと思う。この境界線は、上記の大型動物だけではなく、小動物や植物にもよく当てはまっていたと思う。大型動物の分布が海峡を超えて変動するには時間がかかると思うが、小型の生物や植物は、人間の関与もあって比較的容易に変わりそうである。この分布境界線、まだちゃんと残っているのだろうか?