サッカーW杯いよいよ開幕2014/06/12 12:51

 サッカーのワールドカップがいよいよ開幕する。前回の南アフリカ大会は、直前の強化試合が散々な結果で、多くの人が予選リーグ敗退と思っていたところに、蓋を開けてみると予選リーグ2勝1負で決勝トーナメント進出という予想外の結果で、大いに盛り上がった。

 今回の日本代表は、その時の勢いで海外に進出したメンバーが主力になっており、しかも直前の強化試合は全勝ということで、前回大会に比べ、ファンの事前の期待は高いように思う。

 私はサッカー経験がない、いわば素人なので、まあ論評する資格があるわけではないが、いまやタコやら亀やらが勝敗を占い、それがニュースになるご時世である。というわけで、素人とはいえ人間の私が少し予想めいたものというか、感じていることを書いてもバチは当たるまい。

 先月から今月にかけて行われた強化試合3試合を見る限り、今大会での日本代表の活躍を期待するのは難しいのではないかと思う。そう思う最大の理由は、主力選手の調子が良くないように見えることである。特に本田と香川の不調は深刻で、数日で復調するようなものでは無いように感じられる。

 テレビの報道でもよく言われているが、予選リーグ突破には初戦の勝敗が鍵になると思う。実際前回大会でも緒戦のカメルーン戦に勝利して日本代表は勢いに乗った。そのカメルーン戦であるが、当時のカメルーン代表は内紛状態にあり、チーム事情は極めて悪かった。日本代表が諸戦に勝てた最大の要因は、実はそこにあったのではないかと私は思っている。

 一方今回のコートジボワールであるが、テレビの報道を見る限り、チームとしての状態は良さそうである。日本が3点も取られたザンビアよりは強いだろうから、前回とは異なり日本が緒戦で勝つことは難しそうである。これが理由の2つ目である。

 もう一つの理由、それは順番である。日本が初出場した1998年のフランス大会は惨敗であった。その後2002年の日韓大会では決勝トーナメントに進出した。次いで2006年のドイツ大会はまさかの大惨敗だったが、2010年の南アでは決勝トーナメントに進出した。この順番で行くと、今回は予選リーグ敗退という流れになる。

 まあ何にせよ勝負事はやってみないとわからない。上記の通り私は悲観的に考えているが、結果はともかくベストを尽くして頑張って欲しいと思う。また、色々と事情もあるとは思うが、なんとか最後まで大会が無事に開催されて欲しいと思う。