ツーリズムEXPO ジャパン2015/09/26 19:34


ツーリズムEXPO ジャパン
                 ツーリズムEXPO ジャパン 2015

 例年この時期に開催されるツーリズムEXPO ジャパン に行ってきた。円安傾向で、海外旅行は敬遠されがちかと思いきや、例年同様の盛況ぶりであった。


                                   ツーリズムEXPO ジャパン 2015

 昨年同様会場が2つに別れており、一方はヨーロッパ、北・中・南米、アフリカ、中東地域で、他方は日本とアジアであった。

 ヨーロッパ勢はスペイン、イタリアそしてドイツが目立っていた。まあそれほどPRしなくても観光客は来るということなのだろう。それほど大きなブースを構えているというわけでもなかった。
 その一方で、東アジア諸国は力を入れているという印象であった。ポーランドなどは、ウェアラブルディスプレイを使ってワルシャワの風景を見せてくれていた。


                        バルト三国


                                       ジョージア(旧グルジア)


                        モルドバ

                        ロシア


 トルコは例年大きなブースを構えてPRしていたが、今年はこじんまりとしていた。昨年などはカッパドキアのプレゼンがあり、目を引くブースだったのだが今年は残念だった。治安の影響だろうか?

                         トルコ


                       ヨルダン


 目を引いたのはパレスチナのブースだった。行けるの?大丈夫なの?という感じで、ちょっとおっかなびっくりであった。名前をアラビア語で書いてくれるという出し物をやっていて、これは面白かった。日本語ができるスタッフは限られていたが、皆流暢な英語を喋っていたのでその点は好印象であった。

                  盛況のパレスチナブース


 昨年に比べて一番寂しくなっていたのはアフリカだと思う。昨年までは南アフリカを筆頭に、アルジェリア、ナイジェリア、モロッコ、ケニア、タンザニア・・・とたくさんのあ深諸国がブースを出していたが、今年は数はともかくおとなしいというか、寂しいブースが目立った様に思う。南アフリカは今年も盛況だったが、その他はちょっと残念であった。やはり治安の悪化が大きいのではないかと思う。

                    チュニジアのブース


                ちょっと寂しいウガンダのブース


 中南米は一番「らしさ」を出していたと思う。まあ特徴がしっかりあるということだと思う。どのブースも陽気で、賑やかだった。


                        コロンビア

                 ボリビア。ずっと賑やかだった。

               メキシコ。こちらもずっと陽気だった


 アジアはというと、ちょっと場所が悪かったのではないかという気がした。中国、韓国、台湾は大きなブースを出しており、それなりに人が集まっていたが、その他の国は、ちょっと寂しいブースだった。日本と東アジアが一塊で、東南アジアはもう一方の側にあったほうが良かったのでは・・・という気がした。

                      マレーシア


                       スリランカ

 イベントもたくさんあった。どれも賑やかで珍しく、楽しい催しだった。ぜひ来年も行きたいと思う。


                    インドネシアの踊り



                       南米の伝統音楽

ツーリズムエキスポジャパン2014-その42014/10/09 08:34

 それこそ番外編である。

 会場で日本テレビの朝の情報「Zip」の取材をやっていたという話をした。もう2週間が経つのでその時のネタは使われないと思っていたら、今日の放送で使われていた。

 テーマは「外国人が日本に来て驚いた自国の印象」。つまり、日本人が持っている外国の印象が、その国の実像とかけ離れていることに気がついて驚いたという体験を外国から来た人に紹介してもらうというコーナーであった。

 思わずそのコーナーを最初から最後まで見てしまったのだが、私が現場で見かけた取材シーンは採用されていなかった。まあちょっと残念というかなんというか、変な気持ちになった。

ツーリズムエキスポジャパン2014-その22014/09/29 23:25


例年通りの大盛況
                  いつも通りの大盛況


 旅行・特に海外旅行となると、現在は決して良い状況では無いと思う。円安で海外製品の割高感は大きいし、エボラ出血熱の影響でアフリカ諸国に行くのはちょっと危険を感じる。中東・東欧はきな臭いし、最も手軽にいけるはずの中国・韓国とは国同士の関係が悪化していてあまり行く気になれない。それでもイベント自体は大盛り上がりであった。



                   イベントは盛りだくさん




美人さんもいっぱい
                 美人さんも盛りだくさん


 会場は通路を挟んで二つのブロックに大きく分かれており、一つは日本及びアジア、他方はそれ以外の国々になっていた。無論行き来は自由であった(チケットの半券の提示は求められたが)。まあちょっと色眼鏡で見ているような気がしないでもないが、例年より中国と韓国のブースは客が少ないような気がした。


                   全国ご当地どんぶり選手権


 しかし、こちら側の会場では、「全国ご当地どんぶり選手権」なるイベントを開催しており、こちらは大盛況であった。

                 どのどんぶりもおいしそう


 どんぶり好きの私としては是非とも参加したいイベントではあったのだが、あまりの人の多さに断念・・・というか、正直なところ当初か参加はあきらめていた。ちょっと残念ではあるが・・・。


                 大盛況のどんぶり選手権


 いずれにせよ大盛況のイベントであった。正直なところ近々海外旅行をするという予定は無いのだが、それでもこのイベントにはこれからも参加していきたいと思う。


 

ツーリズムエキスポジャパン2014-その12014/09/28 22:30


                開場30分前・・・既に長蛇の列


 東京ビッグサイトで開催されていた「ツーリズムエキスポジャパン2014」を見てきた。

  http://t-expo.jp/

昨年までは「JATA 旅博」として開催されていたイベントで、今年は国内旅行やキャンピングカーの展示会とも合同になって開催されていた。

 去年までより規模も大きくなり、お客さんの数も多かったと思う。昨年までは早めに開場に到着すると、開場地下の駐車場に車を停めることが出来たが、今年からは来場者の車は屋外の臨時駐車場に止めることになっていた。まあ天気が良かったので問題なかったが、昨年のように雨が降っているとちょっときついかなという気がした。


 
 
   開場15分後の成田空港ブース・・・スタンプラリーの台紙の受け取りを待つ行列


 どのブースにも基本的には日本人のスタッフがいて、特に外国語が分からなくても十分に楽しめたのだが、そうは言っても小さな国のブースなどでは本国人のスタッフから英語で話しかけられたりすることも結構あった。もちろんそれはそれで楽しい体験だったのだが、残念だったのは私自身の反応だった。

 言われていることは100%理解できたのだが、それに対する英語での反応が我ながらお粗末で情けなくなってしまった。質問した英語は通じたが細かいミス(文法的間違い)などが多かったし、後から「こう言えば良かった・・・」と後悔する部分がたくさんあった。

 私の場合、リスニング力に比べてスピーキング力の欠如は深刻というか顕著である。どうしても平常心になれず、構えてしまうというか、発話を逡巡してしまう。それが一番悔しいというか、もどかしく感じられる。分かっていたこととはいえ、改めてその現実を突きつけられたように感じた。

                     成田空港ブーズ 

韓国フェリー事故のCNN報道2014/04/19 11:55

 韓国で、修学旅行の高校生を多数乗せたフェリーが沈没し、300人近い人がまだ行方不明になっている。痛ましい事故で、一人でも多くの人が救出されることを祈りたいと思う。

 今朝朝食を食べながらCNNを見ていると、ちょうどこの話題を取り上げていた。ウクライナ情勢と並ぶトップ扱いの話題だったが、興味深いと感じたのは、その番組のMCが現地リポーターに投げかけた2つの質問と、それに対するレポーターの答えだった。その質問とは、ひとつ目が

 「何故高校生たちは傾いた船の中で船室内にとどまったのか」

そしてもうひとつは

 「何故救出された教頭先生が自殺したのか」

そしてそれに対するレポーターの答えは

 「西洋との文化の違い」

ということであった。韓国は西洋に比べて文化的に年長者の言葉に従わなければならない国で、船内放送で、船長が「その場にとどまるように」と言われたらそれに従うのは自然なことだとレポーターは説明していた。もうひとつの自殺についても、西洋に比べると文化的に自殺が容認されていて、「死んでお詫びをする」という考え方があると、レポートしていた。

 レポーターの女性はアジア系の顔立ちではあったが、話す英語にアジア人ぽいなまりは感じられなかった。レポートの最中に何度も「私にも良く理解できないのだけど・・・」といった、説明しずらそうな、もどかしそうな表情をして口ごもるシーンがあったことからも、彼女は恐らくアメリカ本土で育ったのでは無いかと思う。

 私から見ても、船内放送に従った高校生や、自殺してしまった教頭先生の行動は、決して奇異なものには写らない。それは私だけでは無く、多くの日本人にとっても同じだと思う。だからそんな疑問はそもそも抱かなかっただけに、このレポートを見ていて、死角からとんできたパンチを食らったような、そんな驚きを感じた。

 改めて文化の違いや、自分の思考が如何に文化的な習慣などに根ざしているかを感じさせられる報道であった。