Yuimaryu の雑記帳

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　セブンbyセブン


　先週の日曜日に銀座にある沖縄関連商品のアンテナショップ「わしたショップ」に寄った所、お笑い芸人の「セブンbyセブン」のトークショーが開かれていた。

　旅行情報誌の「るるぶ」が「るるぶやんばる」という、沖縄本島北部の「やんばる」地域の案内本を発行するということで、そのPRイベントの一環としてトークショーが行われていたらしい。

　まあ沖縄関連のイベントということで、ネタも沖縄関連で、なかなか面白かった。最近でこそ沖縄出身の芸能人は増えてきたが、それでもやはり同郷ということで、他の人よりは応援したいと思う。

　帰りにはヤンバル産のしめじとオクマリゾートのロゴ入りボールペンをもらい、ちょっと得した気分になった。ただチラシを見ると、このイベント、土日にかけて開催されたようで、土曜日はガレッジセールのトークショーだったらしい。

　う～ん。どうせなら昨日来ればよかった・・・、と思ったのは彼らにはナイショの話である。

                                               　クイちゃん

　
　昨今のゆるキャラブームに乗り遅れまいという試みなのか、わしたショップの前にはヤンバルクイナをモチーフにしたゆるキャラ「クイちゃん」がPR活動に勤しんでいた。沖縄県が経済的に繁栄するには観光産業が欠かせないだけに是非とも頑張ってほしいものである。

　しかし、クイちゃんが頑張っているのは観光業の振興のためだけでは無かった。なんとクイちゃん、環境省の「ロードキル防止キャンペーン」のキャンペーンキャラクターということで、やんばるの環境保護のためにも頑張っているのである。

　「ロードキル」というのは、野生動物が交通事故によって犠牲になることで、ヤンバルクイナのような飛べない鳥や、夜行性の動物が犠牲になることが多いらしい。ヤンバルクイナの場合、沖縄本島北部の固有種でもあり、特に保護を必要とする生物である。産業振興と自然環境の保護という、ともすればトレード・オフになりがちな問題に取り組む象徴として、相応しい存在ではないかと思う。

　日本は島国のため、固有種が多く、こういった問題はヤンバルクイナに限ったことではないと思う。難しい問題だとは思うが、自然環境の保護は、結局まわりまわってそこで暮らす人間の利益として還元されるのだと思う。そういった、長い目で見た地域の活性化を考える必用があるのだと思う。