Yuimaryu の雑記帳

　夜中の2時頃だろうか、体中が痒くて目が覚めた。寝ぼけながら特にかゆい部位(肘や膝の裏)を触ると蚊に刺されたように膨れているのが感じられた。蚊が飛ぶ時のあの嫌な羽音は聞こえないし、これだけ体中が痒くなるのはおかしい。そうは思ったが、とにかく眠気には勝てず、とりあえず枕元に常備している虫さされ用の薬(液体ムヒ)を塗って眠りについた。

　途中何度も何度も目を覚ましつつ5時になり、隣で寝ていた妻が起きだしたので電気をつけて見てみると、酷い有様になっていた。体中が発疹だらけである。「これはじんま疹だ」と思いながら一応妻に見せるとやはり同じ見立ててである。とりあえず応急措置としてレスタミン軟膏を塗りたくり、保冷剤でひどく痒いところを冷やして掻かないようにしながらしばし眠りについた。

　なにせこのままでは痒くて仕事にならない。出勤前にかかりつけ医に行くことにし、その後出勤することにした。幸いなことに今日は天気がよく、自転車通勤が可能である。かかりつけ医は自転車だと通勤ルートにあるので都合が良い。

　かかりつけ医に診てもらうと「また派手に出てますね」とちょっと驚いたような顔をした。「昨夜の夕飯で何か思い当たるものはありますか？」と効かれたが、「昨夜はナスが出ました。ナスは好きではないので滅多に口にしないのですが・・・」と答えると、そうですか・・・と、先生はどれが問題では無いだろうと言う口ぶりである。

　まぁ原因はよく分からないが、じんま疹の類だろうということで、セレスタミンという錠剤を5日分処方してもらった。朝晩2回の服用薬ということなので、出勤途中で直ぐに一錠服用した。

　約1時間遅れで会社に到着し、仕事を始めた。見た目は全く良くなっていなかったが、痒みはだいぶ治まってきていた。何とか仕事になりそうな雰囲気である。しかし、そうこうしているうちにだんだん眠くなってきた。確かに昨夜はよく眠れなかったが、それにしてもちょっと激しい眠気である。薬剤師さんに「この薬は場合によっては眠くなる場合があるので、車の運転などをする際は服用しないようにして下さい」と言われたのを思い出した。そういうことを言われて眠くなった試しがないので、フンフンと聞き流していたのだが、どうやらこの薬はそういう効果が有るようである。

　今夜も服用するが、その時の様子を見て見たいと思う。それにしても何が悪かったのかよく分からないが、じんま疹など生まれて初めての経験である。とんだ災難にあったものである。