安倍首相の街頭演説会2016/06/19 14:51

選挙カー上の安倍首相
       街宣車上の安倍首相

 来月の参院選を控え、各政党の活動が活発になってきたようである。私の最寄り駅の一つに安倍首相が街頭演説にやって来るということで、見に行くことにした。まぁ興味本位と言われてしまえばその通りだが、私はこれまで首相を見たことがなかったし、息子は今回の参院選が初めての投票ということもあったので、二人して自転車を漕いで駅に向かった。

 会場に到着したのは演説会の30分ほど前だった。それでも駅は大変な人だかりだった。街宣車は既に到着していたので、見やすい位置をなんとか陣取って始まるのを待っていた。

 定刻通り演説会は始まった。予想通り、最初は別の人々の演説である。30分ほど聞いていると、黒塗りの車が3,4台街宣車の後ろに止まった。演説をしていた、今回の参院選に出馬予定の方には失礼だったが、「来た!!」と思わず口に出てしまった。

 前後の車からSPが出てきて中央の車の後ろのドアを側に立った。間髪を入れずドアが開くと(SPが開けたのかもしれない)、安倍首相が車から出て街宣車に入っていった。聴衆からはどよめきと歓声が上がった。

 SPの動きには全く隙がなく、あっという間の出来事だった。でも慌てている様子は全く無く、急いでいる様子すら感じられなかった。洗練されているというか、研ぎ澄まされているというか、これぞプロという迫力があった。良からぬことを企んでいる輩からすると、威圧感すら感じるであろう鮮やかな動きだった。また、安倍首相の動きも軽快で、軽やかなステップで街宣車に入っていく姿は若々しく感じられた。

 安倍首相の演説は20分ほどだっただろうか。息子と並んで最後まで聞き、街宣車を降り聴衆とハイタッチをしている首相を見ながら帰路についた。道すがら息子に「どうだった?」と聞くと開口一番「テレビで見るのと全然違うよ」と何か感じるものがあったような様子であった。それがポジティブな印象であれ、ネガティブな感想であれ、何かを得てくれたのであれば私にしてみると見に行った意味があったというものである。

 もちろん一方の主張だけを聞くというのは片手落ちというものである。というわけで、出来ることなら民進党の大物も同じ場所で演説会をやってほしいものである。出来れば雨降りではない土曜日の午後か日曜日の午前中に・・・。ちょっと虫が良すぎるかな?