投票に行こう ― 2012/12/15 21:02

年代別投票率(2010年参院選)
明日は衆議院議員選挙の投票日である。言うまでもなく、衆議院議員選挙は日本で一番重要な選挙である。私は選挙権を持っているので、もちろん投票に行く。
国政選挙に限らず、選挙の投票率の低さが問題視されるようになって久しい。そのなかでも特に問題なのは、若者の投票率の低さだと思う。
上のグラフは総合研究開発機構(NIRA)のレポートにあった、2010年の参議院議員選挙の年代別投票率である(データのソースは総務省のようである)。これを見ると中高年層の投票率は高く、特に50歳以上は平均(59.93%)より高くなっている。逆に若年層は年齢が低くなればなるほど投票率も低くなっていることが分かる。
昔の日本のように、年代別の人口分布がピラミッド型であれば、まだ釣り合いがとれるということもあるかもしれないが、現在の日本の年代別人口分布はそうはなってなく、逆に20歳台の人口が、50歳代、60歳代の人口より少なかったりする。
人口も少なく、投票率も少ない、そうなると立候補者達は、投票する人、つまり高齢者にとって都合の良い事ばかりを主張するようになり、将来世代の若者のことを考えることをおろそかにしてしまいがちになるだろう。
「投票したってどうせ何も変わらない」・・・そう言いたい気持ちも分かる。しかし、特に若者がそういう風に考え、いわゆる「政治離れ」を起こしてしまうと、ますます政治家達は若者の視点、つまり日本の将来を考えるという視点で物事を考えなくなってしまう。すると若者は将来に希望を抱けなくなり、ますます投票に行かなくなる。すると政治家は・・・という悪循環に陥ってしまう。
それでも人は必ず年を取る。若い内は我慢をし、自分が高齢者になったときに恩恵を受けられればそれでいい。そういう考え方もあると思う。少なくとも戦後日本を支えてきた「終身雇用制」も、まさにそういうシステムだったと思う。
しかし、1,000兆円を超える借金を抱える現状の日本にそんな体力が残されていないことは明らかだろう。少なくとも今の30台より若い人にとって、今の延長線上にある日本での暮らしに記号があるようには思えない。
だからこそ、若者達よ。是非投票に行きましょう。行っても変わらないかもしれない。しかし、行かなければ状況は必ず悪くなる。
明日は衆議院議員選挙の投票日である。言うまでもなく、衆議院議員選挙は日本で一番重要な選挙である。私は選挙権を持っているので、もちろん投票に行く。
国政選挙に限らず、選挙の投票率の低さが問題視されるようになって久しい。そのなかでも特に問題なのは、若者の投票率の低さだと思う。
上のグラフは総合研究開発機構(NIRA)のレポートにあった、2010年の参議院議員選挙の年代別投票率である(データのソースは総務省のようである)。これを見ると中高年層の投票率は高く、特に50歳以上は平均(59.93%)より高くなっている。逆に若年層は年齢が低くなればなるほど投票率も低くなっていることが分かる。
昔の日本のように、年代別の人口分布がピラミッド型であれば、まだ釣り合いがとれるということもあるかもしれないが、現在の日本の年代別人口分布はそうはなってなく、逆に20歳台の人口が、50歳代、60歳代の人口より少なかったりする。
人口も少なく、投票率も少ない、そうなると立候補者達は、投票する人、つまり高齢者にとって都合の良い事ばかりを主張するようになり、将来世代の若者のことを考えることをおろそかにしてしまいがちになるだろう。
「投票したってどうせ何も変わらない」・・・そう言いたい気持ちも分かる。しかし、特に若者がそういう風に考え、いわゆる「政治離れ」を起こしてしまうと、ますます政治家達は若者の視点、つまり日本の将来を考えるという視点で物事を考えなくなってしまう。すると若者は将来に希望を抱けなくなり、ますます投票に行かなくなる。すると政治家は・・・という悪循環に陥ってしまう。
それでも人は必ず年を取る。若い内は我慢をし、自分が高齢者になったときに恩恵を受けられればそれでいい。そういう考え方もあると思う。少なくとも戦後日本を支えてきた「終身雇用制」も、まさにそういうシステムだったと思う。
しかし、1,000兆円を超える借金を抱える現状の日本にそんな体力が残されていないことは明らかだろう。少なくとも今の30台より若い人にとって、今の延長線上にある日本での暮らしに記号があるようには思えない。
だからこそ、若者達よ。是非投票に行きましょう。行っても変わらないかもしれない。しかし、行かなければ状況は必ず悪くなる。
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