役に立った「おと基礎」2013/01/04 13:10

 スキーツアーで宿泊した「British Hills」はスタッフとのやり取りを英語で行うことが出来る(もちろん我々は一般の宿泊客だったので、日本語でもO.Kだったが)。というわけで、いい機会なのでなるべく英語で会話するようにしていた。

 話は変わって、ツアー最終日の午前中は、スキーではなく近くにある温泉に行ってゆっくりしてきたのだが、そこでちょっとした事件が起こった。私の右足の靴の底が取れてしまったのである。

 この靴、ブーツっぽい靴で、スキーの時や雪が降った時くらいにしか履かず、かなり傷んでいた。そこで今回のツアーを最後に捨ててしまおうと考えていたのだが、どうやらギリギリアウトで最後まで持たなかった。

 まあ後は家に帰るだけだったので、そのままでも良かったのだが、せっかくなので、ホテルに戻って帰りのバスを待つまでの間、スタッフに相談を試みようと思った。

 さて、「靴底が取れてしまった」のだが、これを英語でなんと言おうか。そう考えていた時、ハッと思い当たることがあった。「おと基礎」である。

 「おと基礎」とは、「おとなの基礎英語」のことで、NHK のEテレで月曜日から木曜日までの22:50から10分間放送されている番組である。元々は去年の4月から9月まで放送されており、現在は再放送が同じ時間にされている。生徒は坂下千里子で、O.L役の肘井美佳が長期休暇を取ってシンガポール、香港そしてタイを旅行するというミニドラマをベースに旅先で使える簡単なフレーズを学んでいくという番組である。

 番組の中では「phrase of the day」というのがあり、それが学習のメインとなるのだが、ある日の「今日のフレーズ」に「(水道の)取っ手が取れちゃった」というのがあった。

 その時は、「こんなの海外で使うか?これよりもっと大事なフレーズがあるだろう」とツッコミを入れつつ見ていたのだが、取れた靴底を手にそのシーンとフレーズが思い出され、「これだ!!」と思った。そしてホテルのスタッフ(外国の方)に

 「I have a problem. Actually, the sole of my shoe has come off.」

と言ってみた。まあ手に取れた靴底を持っていたのだから、当然それで状況は理解できたというのもあったと思うが、それでもちゃんと通じたことが分かった。

 「Do you have any glue or something like that?」

が適切な言い回しだったかどうか、それは分からないが、それでもちゃんとアロンアフファを探して貸してくれたのだからO.Kとすべきだろう。

 それにしてもこんな表現が役に立つ事になるとは思いもよらなかった。恐るべし「おと基礎」である。

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