行方不明になったイモムシ2011/08/28 16:10

 一週間ほど前、我が家の庭のコマツヨイグサに付いているのを見つけたイモムシだが、3日前から姿が見えなくなった。

 このイモムシがセスジスズメの幼虫らしいと教えてくれたsizenkansatuさんによると、この虫は土の中で蛹になるとのことなので、周辺を探してみたのだが残念ながら見つからなかった。蛹になったら採集して羽化の様子を観察しようかと思っていたのだが・・・残念である。

 しかしまあ、近所から取ってきて植えたコマツヨイグサは相変わらず元気に毎朝花をつけているし、あれだけの巨体のイモムシ2匹を養っていてもびくともしない様子なので、そのうち又親が卵を産みにやってくるかもしれない。

 ところで話は変わるが、沖縄に暮らしていた少年時代、サツマイモ畑での仕事を手伝っていると、時々この蛾(の仲間)の蛹を見つけた。それは蛹のくせにしっぽ(というか、羽化したときに腹の部分になる場所)をひくひくと動かす事が出来るという変わった奴だった。その動きがコミカルだったので良く捕まえて遊んでいたのだが、私の母(名護市出身)はその蛹のことを「トーダーガー」と呼んでいた。本来はあまりいい意味の言葉ではなく、「うすぼんやり」とか「知能が低い」といった感じの方言だが、これもしっぽの動かしかたから来たネーミングだったと思う。

 この蛾、成虫出現時期は6~10月と言うことで、まだまだチャンスはあるような気がする。猫の額ほどしかない我が家の庭の美観を考えると、横に大きく広がったコマツヨイグサは切ってしまいたいところなのだが、もう少し様子を見ることにしようと思う。

敵機襲来?2011/08/28 22:21


オオスカシバの卵
                 オオスカシバの卵

 スズメ蛾のサナギを探そうと庭にしゃがみ込んでいると、「ブ~ン」という羽音がした。「敵機襲来!!」を思わせる迫力である。とっさに「オオスカシバだ!!」と思い、クチナシの方を見ると、案の定産卵に来ていた。すぐにカメラを取りに部屋に戻り、撮影を試みたが、生憎当家のクチナシは撮影には条件の悪い位置に植えられており、いい写真を撮ることは出来なかった。

 彼女が去った後、産卵したとおぼしき葉を診てみると、案の定卵が見つかった。昨年あたりから特にひどくなった老眼が恨めしくなるような大きさ(小ささ)である。コンデジのオートフォーカス機能の向上を本当に感じる。

 この2個の卵、色が違うということは、2個とも今日産卵されたものではないかもしれないが、結構長い時間いろいろな場所に産卵していたようだったので、あちこち卵を探してみた。

変わった生み方?
                  イレギュラーな生み方?

 大体卵は葉の裏に産卵されると思っていたが、中には葉の側面に生みつけられているものもあった。器用なことである。

抜け殻
                  抜け殻とふ化直前か?

 中には茎に生みつけられているものもあった。結構いい加減なものである。

 そうこうしているうちに、頭に何かが落ちてきた。いやな予感がした。手で触りたくなかったので頭を振って落としてみた。すると・・・

新たな敵


 案の定、こいつである。以前からいることは分かっていたのだが、今年は特に多いような気がする。