おと基礎シーズン2放送終了2013/09/27 08:48

 NHKのEテレで放送されていた「おとなの基礎英語」のシーズン2が昨夜終了した。今年の4月から始まった全100回のシリーズで、本放送は月曜日から木曜日の午後10時50分からの10分間だが、土曜日早朝に1週間分まとめての再放送があり、それも利用して全放送分を見ることが出来た。

 「基礎英語」シリーズなので、出てくる英単語や文法は中学校レベルの易しいもので、長い文章もない。それでも見続けた理由は、この番組のベースにあるコンセプトに共感し、勉強になると思ったからだった。

 それは、「欧米の英語ネイティブではない人々が使う英語の発音も英語の一種」というものである。ミニドラマの主人公(美佳)は日本人で、彼女の英語は流暢だがその発音はネイティブのそれではない。いわゆる「Japanese accent」の英語だった。また、昨年のシーズン1からミニドラマの中で彼女はいろいろな国々を旅し、現地の人々と交流していたが、いずれもアジア、オセアニアの国々で、人々の話す英語もまたアクセントの強いものだった。語学番組で聞き慣れたアメリカ人・イギリス人の「きれいな英語」ではなく、まさに「世界で使われている英語」を聞くことが出来る数少ない語学番組だった。

 実際、ミニドラマの中に出てくる会話も、英語自体は簡単なのだが聞き取れなくて、後でテキストを確認して「えっ?こんな簡単な言葉が聞き取れなかったの?」と愕然とすることも結構あった(特にシーズン1の香港編とシーズン2のニュージーランド編)。まあ美佳の英語はほぼ100%聞き取れたのはやはり私が日本人だからなのだろうが、そこにも何かリスニングに関するヒントが隠されているような気がする。

 NHKの英語の語学番組は、その内容や構成が昨年度大きくリニューアルされたが、今年度の番組構成は全くと言っていいほど変わらず、昨年度の続きをやっているという印象である。おと基礎がキャストを全く変えずに昨年からシーズン1、シーズン2と続いたのもそれだし、私が受講している3つのラジオ講座もその流れに沿っている。

 ということで、来年度は番組の内容や構成が大きく変わるのではないかと予想している。具体的に何が変わるかというと、先ず講師の先生や出演者が変わるだろう。次に番組のテーマというか、英語学習に取り組むために、各番組に設けられている「切り口」が変わるのではないかと思う。

 それはそれで、飽きずに勉強を続けるためにも必要なことだと思うが、おと基礎のような「アメリカ・イギリス英語以外の英語を聞いてもらう」という視点の番組は是非残して欲しいと思う。個人的にはインド、南アフリカそしてアラブの国(治安が許せばエジプトなど)の国の人々が話す英語を取り上げて欲しいと思う。

 ミニドラマのストーリーからいって、主人公の美佳の再登場は難しいと思うが、坂下千里子は昔から割と好きだったし、この2年間で結構英語が上達しているようにも見えるので、個人的に彼女には継続登板して欲しいものである。