熱中症と年齢との関係について2010/08/25 08:49

 少し前の話だが、

 「中高年は若者より水必要…猛暑ウオーキング」

という記事が8月14日の「ヨミウリ・オンライン」に出ていた。

 記事の趣旨は、「中高年は若者に比べて運動(ウォーキング)中に汗をかきやすく、35℃以上の温度においては汗として失われた水分を補給するために若者より1.7倍の量の水分を摂取する必要があるという事が、ある大学の教授による調査の結果分かった」というものであった。

 この記事の中の「中高年」とは40~79歳の事で、私はまさにそのまっただ中にいる事になる。しかし、中高年の一員としての実感からいっても私の中の常識からいっても「中高年は若者に比べて汗をかきやすいため・・・」というくだりは納得のいかない話である。

 中高年になって汗をかきやすくなったか?10年前に比べて今の方が汗を多くかくか?少なくとも私の場合、その答えは「NO」である。むしろ中高年になった今の方が汗をかかなくなったような気がする。昔は全く入れなかった40℃のお風呂にも入れるようになったし・・・それは関係ないか?

 より多く汗をかくという事は体温調節能力が高いという事を意味するのではないだろうか?だとすると中高年の方が熱中症にはなりにくいということになりはしないだろうか?中高年にとって注意すべきは熱中症ではなく脱水症状という事なのだろうか?

 ・・・どうも納得できない。私のイメージは「中高年は汗をかきにくく、そのため体温を下げることが難しい。だから熱中症になりやすい」というものである。こっちの方がもっともらしいような気がするのだが・・・。