富士山の世界遺産登録2013/06/23 22:54


                 三保の松原から見た富士山



 日本一の山「富士山」が世界文化遺産に登録された。静岡県も山梨県も喜んでいるようで、つまりは「めでたいこと」なのであろう。
 当初「イコモス」の勧告では「三保の松原は除外すべき」となっていた。その勧告に反論する形で申請したわけで、正直なところ「もしこのせいで富士山の登録自身がだめになったらどうするのだろう」とちょっと心配になっていた。それがこういう形になったと言うことは、ロビー活動での逆転に自信があったと言うことなのだろう。良い意味で「日本らしくない」決断だったと思う。

 それはそうとして、今回の世界遺産登録が、三保の松原にとって本当に良いことなのかは微妙というか、人ごとながら心配になってしまう。

                   美しい風景だが・・・

 見ての通り風景は非常に美しい。まあ砂浜ではなく「砂利浜」という感じなのはちょっと残念だが、波が荒いと言うことなのだろう。それは仕方あるまい。風景は文句なしである。しかし、アクセス経路はちょっといただけない。道は狭いし、看板などもちょっと分かりづらい。まあ看板などはこれから整備すれば良いと思うが、道の狭さは一朝一夕に何とかなるものでもないだろう。民家が建ち並ぶ狭い道が渋滞すると考えると、住民にとって世界遺産登録は「ありがた迷惑」になりはしないだろうか・・・?


                        羽衣の松

 羽衣の松の状態も心配である。金曜日のニュースだっただろうか。もはや寿命を迎え、枝が折れたりと危険もあるため7月3日に伐採するというニュースを目にした。植物にも寿命はあるのだからそれはそれでやむを得ないと思うし、今後観光客が増えると予想されることも考えると、けが人が出る前に予定通り切ってしまって善後策を考えた方が良いと思うのだが・・・。

 今回の決定を受けて、「伐採先延ばし」などと言うことにならなければいいと私は思うのだが・・・。


 まあもう決まってしまったのだから、今後はそれをどう生かしていくかと言うことになるのだろう。単純に「観光客が増えました。ばんざ~い」ということには残念ながらならないだろうと思う。この美しい風景をいつまでも残して行くべく頑張って欲しいと思う。

 私はこれまで、2月から3月にかけて日本平でのイチゴ狩りのついでに寄っていた。まあそこそこ観光客はいたが、混んでいるという状況ではなく、適度な賑やかさだったのだが、来年からはそう簡単にはいけなくなるかもしれない。それがちょっと残念ではある。