PC自作2013/01/05 21:16


組み上がったPC
                      組み上がったPC


 約7年ぶりとなるPCの自作に取り掛かった。かなり忘れている部分もあるが、今回は現在のパソコンを生かしたまま組み立てられるので、途中で何かあってもググることができてその点では安心である。

 先ずはマザーボード。ASUSのP8Z77-Vである。ぱっと見どこに何をすれば良いのかすぐ分かった。そこまで忘れてはいないし、又、変わってもいない。何とか大丈夫そうである。
 前回の自作の時もASUS製のM/Bを使ったが、マニュアルの日本語が微妙に面白くて少し笑った。しかし今回のマニュアルはほぼ完璧な日本語であった。

                     マザーボード

 次にCPU。Intel の core i7 3770K。当然リテール品である。まあ定番CPUといえるだろう。これまで使っていたのが同じくIntelの core 2 Duo E6600(だったと思う)で、ソケット形状が似ているので、違和感はない。
                         CPU

 CPUクーラーもリテール品に付属の物を使う。これまでも1.8GHzのCPUを2.0GHzにオーバークロックしていたが、まあこの程度のオーバークロックしかするつもりはないので、必要にして十分だろう。


                  CPU本体とCPUクーラー


 CPUをソケットに挿す。まあこれは慎重に作業すればなんてことはない。問題は次、CPUクーラーの取付である。

                   CPUを取り付けた所


 CPUクーラーはCPUと密着しなければならないため、結構な力で押し付けなければならない。以前の自作までは、これが怖い作業で、CPUが壊れるどころかマザーボードが折れるのではないかと心配になる様な行程であった。

 ここで、あっと気がついた。シリコーングリスである。前回まではCPUの上面にシリコーングリスを薄く塗布してからクーラーを取り付けていたのだが、今回買うのを忘れてしまっていた。これはまずいか・・・と、ネットで調べていると、「リテール品はCPUクーラーに固形のグリスが予め付いており、CPUが動作するときの熱で溶けてグリス状になるので別途グリスを塗る必要はない」という記事を見つけた。で、CPUクーラーを見ると、平坦であるべき接触面に、確かに固形の樹脂状のものがついている。なるほど、便利な世の中になったものである。


                 CPUクーラーを取り付けた所

 
 さて、肝心のCPUクーラーの取付作業である。大胆に、かつ慎重に・・・と思ったらなんと、いともあっさりと、あまり力をかけること無く取り付けることが出来た。拍子抜けするほどである。いや~世の中進歩しているな~。と、浦島太郎になった気分であった。

 続いてはメモリーである。DDR3-1600 8GB × 2 で16GBである。
                    メモリモジュール


 まあこれはモジュールの切欠きとスロットの突起を合わせれば全く問題なく取り付けることが出来る。

              CPUとメモリを取り付けたマザーボード


 ここまでは、マザーボード単体での作業だが、ここからはケースに付けての作業になる。と、ここでケースに取り付ける順番についてしばし考えた。マザーボードと電源ユニット、どちらを先に取り付けるかである。

               パーツ取り付け前のPCケース内部

 しばし考えた末、マザーボードを先に取り付けることにした。これまで私が作ってきたPCは電源ユニットがケースの上部についていたのだが、今回は電源を下に取り付けるタイプのため、安全を考えてマザーボードを先につけることにした。


               マザーボードを取り付けた様子。

 以前はマザーボードを取り付けるネジはケースアースのために直に取り付けるのか、絶縁のためにインシュレーターを挟むのかと悩んだりしたのだが(結局私はインシュレーターを挟んでいた)、今回のマザーボードにはマザーボード取り付け用の樹脂製のネジが付属していた。

                電源ユニットを取り付けた所


 電源ユニットの向きも結構悩んだ。これまでは、PCケース内部の空気を吸い込んで、外に廃棄するようにしていたが、同じようにしようとすると電源ユニットを上下逆につけなければならない。電源ユニットの箱書きにはどちらでもO.Kとあったので、それでも良かったのだが、ググってみると、外気を吸ってそのまま外に出す方が効率が良いという記事を結構目にした。ケースの下もハンチングになっていて、机との間に空間があるので、今回は写真のように外気を吸って外に出すことにした。

                     電源ユニット


 次に記録装置であるが、起動ドライブ用のSSDは初めて使うデバイスである。価格とブランド名からIntel の SSD 520 シリーズの240GBを使うことにした。この取付で、また戸惑う事になった。

                         SSD

 このSSDには3.5インチベイに取り付けるためのアタッチメントが付属しているのだが、当初それを使わず、2.5/3.5インチ共用ベイに取り付けようと考えた。

                 共用ベイに取り付けたSSD


 SSDの筐体には側面だけではなく下面にもタップが切られており、このように下からネジ止めして取り付けることが出来る・・・と、ここまでは問題ないのだが、このように取り付けるためには、両端直型コネクタが付いたシリアルATAケーブルが必要である。ところがマザーボードに付属していたシリアルATAケーブル(6Gbps用)は全て片端直型、片端L型のコネクタが付いたものである。というわけで、やむなくアタッチメントを使い、3.5インチベイに取り付けることにした。

               SSDとBlue-Ray Disk を取り付けた


 5インチベイにI/Oデータのブルーレイドライブを取り付け、いよいよ作業も終盤戦である。通常ならここでHDDの取り付けとなるところだと思うが、レイアウトの都合上グラフィックボードを取り付けることにした。


                    グラフィックボード

 本当はGeforce GTX 650Ti 搭載のボードにしたかったのだが、ディスプレイポート対応のボードで手頃な値段のものがなかったので、Radeon にすることにした。
 何を隠そうファン付きのグラフィックボードを使うのはこれが初めてである。

               グラフィックボードを取り付けた所


 とはいっても取り付け自体は大して難しい作業ではない。しっかりと押しこめばO.Kである。

 
               HDDを取り付け、配線を済ませた所

 このあとHDDを取り付け、電源やフロントパネルのスイッチ、ファンなどの配線を施した。まあ場所と向きさえ間違えない様に作業すれば問題はない。


                    ケースの蓋を閉じた


 とりあえず取り付けるものは全て取り付けた。LCDに仮接続し、いよいよ電源ON。緊張の一瞬である。

・・・というわけで、長くなってしまった。続きはまた別途・・・。